結婚式

うつ病発症のきっかけは不妊の私と妊娠した妹

始まりは不眠でした。

私は20代前半の頃、別件で産婦人科を受診した際に
「今はまだ関係ないけど、このままでは子供が出来ないかもしれないね。結婚して子供がほしいと思ったら治療しようか」
と言われた過去がありました。
その時はまだ独身で、母親には言われたことを伝えたもののそんなに深くは考えていませんでした。

年月は流れ26歳で結婚。
結婚前に不妊症があることを相手のご両親にも了承してもらっての結婚でした。
披露宴の場で公表こそしませんでしたが
「子供はいなくて構わない。友達のような夫婦でありたい」
とだけ公言しました。
「子供は??」
と言われたくなかったからです。
結婚式
不妊治療は費用もかかるため、治療は行わず自然に任せました。
子供が出来ることはないまま5年ほどの年月が流れ、子供の代わりにペットを飼いそれなりに幸せなはずでした。

妹が結婚しました。その披露宴の場が不眠始まりのきっかけとなります。
私は母方の親戚・・・祖父母や叔父叔母くらいには母が私の不妊を伝えていてくれていると信じていました。
それが大きな間違いで誰もそのこと知らず、一番聞きたくない言葉
「子供はまだ??」
のシャワーを浴びる披露宴になり、私の心はお祝いどころではなくなりました。そして
「不妊症で子供は出来ないって披露宴で言えば良かった!?」
と吐き捨て、その場から飛び出しました。

その日の夜から眠れない毎日が始まったのです・・・
頭にあの言葉が浮かぶたびに涙が流れ、眠れないために些細なことでイライラする毎日・・・
市販の睡眠改善薬も毎日使いましたが効果はなく・・・
パートで仕事もしていましたが、行くことができなくなりました。

母にどうして私が不妊であることを親戚に伝えていなかったのかも問いました。母からの回答は更なる悪化を呼ぶものでした。
「あんたが不妊症なんて聞いた覚えがない」
私にはあり得ない答えでした・・・
その後妹はすぐに妊娠し、悪阻がきつかったのか詳しいことは知りませんが、母からメールで
「妹に気を遣え」
と一言書かれて送られてきて、完全に私の心はおかしくなりました。
この日から実家へ行くこともなくなり、母や妹と連絡を取ることもなくなりました。(妹とは現在も音信不通です)

泣く・暴れる・破壊・暴力・・・

あまりにも酷い精神状態に夫に受診を促され、精神科初受診へと至ります。
病院を探しました。
うつがメジャーな病気になり始めたころで、まだ今ほど病院の数も多くなく、近くの心療内科などに電話をしても予約が2週間先と言われたりしました。
「まだこのまま2週間耐えろっていうの!?」と泣きそうになりながら病院を探したのを覚えています。
すぐに受け入れてくれたのは、近所ではありませんでしたが知人に教えてもらった入院施設がある大きい精神病院でした。
発症から初診まで1か月近くたっていたと思います。

精神科の初診は時間も長めに設定されていて、子供のころからの親子関係や姉妹の関係、過去の精神面からくる病気の既往歴なども聞かれました。
私は高校生の時に自律神経失調症、20代前半にメニエール病を起こしていたので、その原因や経緯なども詳しく聞かれました。
年齢も近く優しい医師だったので全てを泣きながら吐き出し、手と体が震えていたのを今でも覚えています。

初診で診断名は告げられませんでした。
不眠と不安定な精神状態は診られるからと、比較的軽い睡眠導入剤と気持ちを落ち着かせるための抗不安薬が処方されました。
初診からしばらくの間は薬の効果を確認する必要もあったので、2週間に1度の受診が続きました。もちろん全く効果がなかったり、悪い変化があればいつでも受診という条件付きでした。

次の記事:抗うつ剤の処方とうつ病診断

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