入院生活

自殺未遂から初めての入院へ

前回の記事:復職に失敗して意欲が低下、強まる依存症

当然のことながらクレジットカードの請求額が大変なことになりました。そこで初めて夫は私が詐欺サイトに引っかかっていることを知ります。
泣きながら寂しくて仕方がなかったこと、何かにすがらないと自分が維持できないことを打ち明けました。
(当時のことを思い出すだけで今も涙が出ます・・・)
夫は自分が気付けなかったことを謝ってくれましたが、もう私の心にはそれも響かなくなっていました。

こんな事になってしまった責任は自分にあります。その日の夜はその事が頭いっぱいで眠ることも出来ませんでした。
夫はサイトから送られてくるメールを受信拒否に設定し、眠ってしまいました。
1人考える深夜のリビング・・・目の前には毎日服用している薬が1か月分+頓服・・・
少ないけど私の生命保険でその分くらいは払えるだろう・・・思考はそっちへと傾き、全ての薬の封を切り手で掴んで飲み込めるだけ飲み込み、何度かに分けて全ての薬を飲み切りました・・・
それから遺書のようなものを書いたのを覚えていますが、途中からの記憶は残っていません。
後から聞いた話ですが、救急隊員の方が空いた薬の数を数えたそうで、約250錠は最低でも飲んでいたそうです。
運ばれた病院での処置は服用後何時間経っているか分からなかったため、とにかく胃洗浄と血液洗浄の点滴しか手段がなかったそうです。

目が覚めると病院のベッドの上でした・・・
「あれ・・・?生きてる・・・?失敗したんだ・・・」
まず思ったのはこの言葉でした。
どこの病院に居るのかも分からなかったのですが、通院している精神科の病院ではないことだけはすぐに分かりました。
夫が横に居て
「向こうの先生には大体の話は説明しておいたから。お前の意識が戻ったら電話してきてって伝言」
と言われテレフォンカードを渡されました。

意識が戻ったと入院中の病院の主治医にも伝えられ、軽い診察と採血が行われました。
そしてこちらの医師からも
「向こうの先生には連絡してあるから、胃にかなり傷が付いてるしそれが回復するまではこっちで預かることになっています。」
と言われ対応の速さにビックリしました。
頭の中が???になっていると
「ああ!救急で運ばれてきて処置してる間もずーーーっと向こうの主治医の先生の名前を呼んでたから、旦那さんに病院名聞いてすぐ連絡取れました」
と笑いながら言われました。
恐るべし依存・・・うわごとでも呼んでいたとは・・・そんな少し恥ずかしい思いもしました。

血を洗浄するための点滴をぶら下げたまま、公衆電話に一人で向かいました。
怒られる!絶対怒られる!と内心ビクビクしながら主治医に電話をしました。
主治医が電話に出るなり
「ごめんなさい!!」
と謝ったのを鮮明に覚えています。でも主治医は怒りもせず
「嫌な予感は的中したなァ・・・ここまでの事をするとは正直思ってなかったけど。後遺症とか何もない?」
とすごく優しく問いかけてくれて安心しました。今のところ後遺症は何もないことを伝え
「大体の経緯と原因は旦那さんが電話くれて聞いてるから大丈夫。そっちの病院の退院日が決まったらもう一回連絡してくれる?こっちはもう受け入れでベッドも空けてあるから、少し心の休憩しにおいで」
と本当に優しい主治医に公衆電話なのに私はボロボロ泣いていました。

救急で運ばれた病院は1週間で退院が決まりました。
1日は自宅で過ごし、翌日精神科病院に入院のため夫と向かいました。

精神科の入院は本当に独特でした。
外界との関りを極力カット、万が一の入院中の自殺防止、攻撃意識が生まれたとき武器になり得るものの持ち込みが禁止で、持ち込める荷物にもかなりの制約がありました。
携帯×、ポータブルゲーム×、たばこは○だけどライターが×、暇だから手芸でもしようと思いましたが針が×などなど・・・全ての荷物をナースステーションでチェックされ、唯一許可されたのは本とウォークマンだけでした。
そしてトイレットペーパーが自分持ち(トイレに行くときにもっていって終わったら部屋に持ち帰る)という決まりがあってビックリしました。以前は設置していたそうなのですが、誰かが持って行ってなくなるのだそうです。
テレビも広間にしかありませんでした。

病棟は男女混合病棟で比較的症状が軽いか、一時的な急性期患者が集まる病棟でした。主治医がこの病棟担当ということもありました。
病室は大部屋の4人部屋、個室希望すれば個室もいけましたが、精神科での個室は基本的に隔離か、一人にならないと落ち着かない患者が使うそうです。
食事は部屋ではなく広間に全員そろって食べます。席も決まっていて、名前が書かれたテープが貼られていました。

新参者を見るように、広間にいる患者たちみんなが私をチェックするようにジロジロと見ていました。
私は通院でうつ病以外の患者も見ていたので、気になりませんでしたが・・・夫は違います・・・そして元々精神障害者にものすごく強い偏見を持つ人でした。
ここに居る人間は全員敵だという認識を持った夫・・・「関わるな」と言っていました・・・私にはその偏見のほうが信じられませんでした。
私もさらに悪化すれば夫が関わるなと言っている人たちの仲間です。私がそうなったらこの人はどうするつもりなんだろう?率直にそう思いました。

次の記事:1か月の入院生活・・・そして離婚

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です